- Q先日のことです。
とある地主さんから畑を借りているのですが、一面に除草剤を散布されてしまいました。
地主さんいわく
「畝も立ってないから、やってないと思った」
私の言い分はこうです。
・去年の春も除草剤を使われており、すぐに作付けをしたくないので、一年寝かせて今年から本格的にやる予定だった。
・一部畝を立てて植えているものもあった。
借りている立場なので強く言えないところもあり、困っています。
これって畑あるあるだと思うのですが、私はどのようにしておくのがベストだったのでしょうか?
これからできることはありますか? - A
それは災難でしたね。
この手のトラブルは非常に多いです。
今回の場合、地主さんが「やってないと思った」と仰っていますから、そう思わせない努力も必要だったのかもしれませんね。- あなたがどのように畑を使うのか
- 地主さんにどのように振る舞ってほしいのか
これらをうまく伝えられていれば、もしかしたら防げた可能性はあります。
恐らく、元々の認識にズレがあるお二人だと思うので、余計に意思の疎通が重要になります。
ざっくりとでもいいので、今後の計画を伝えてみてはいかがでしょうか。その際、除草剤を使って欲しくない事も忘れずに伝えましょう。
驚くかもしれませんが、除草剤をごく自然に使っている方も多いのです。
やはり伝えない事には始まらないですね。
この他にも、隣の畑との境界線を越えて除草剤をまいてくるなど、境界系のトラブルもよく耳にします。
境界系は難しいのですが、今回の質問者さんのケースだと、地主さんは畑をやっていないようなので、農作業する意思があることを明確にするのが重要ですね。
物理的に気づいてもらう
畝を立てる
ほぼ全ての畑に畝はありますから、「畑やってるな」と思われやすいです。
看板を立てる
- 自然栽培実践中
- 使用しています。除草剤ご遠慮ください。
こんな感じで、まあまあのストレートで攻めてもいいです。
ロープを張る
看板と併用になるでしょうか。
「野菜がありますので立ち入りご遠慮ください」など。
電気柵を設置
何かしていなければわざわざ設置しないので、「やってる」と思わせやすいです。
基本的にはまず意思を伝えた方が良い
なかなか会う機会が無い場合などに手軽にできる方法は上記のような「現場での物理的作戦」です。
が、やはりまずは可能な限り誤解の無いように意思を伝えておきたいですね。
対面、電話、メール、手紙でも良いですが、お互いサインをするような書面を交わしておくと良いかもしれません。
口頭だと、記憶が薄れれば意味ないですし、メールや手紙は消したり捨てたら終わり。
サインまでしておけばある程度効果に期待できます。
こんな地主さんは要注意!
- 頼んでもいないのに耕うん等、何かしてくれる(善意で除草剤される可能性あり)
- 自分が借りるまでは除草剤をまいていた(きっかけさえあればまたやりに来る)
農薬を使わない人達ってまだまだ少数派なので、できる限りの対策をして安全に農Life楽しんでくださいね。
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